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おすすめ小説1選!『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介

あらすじ

第153回芥川賞受賞作 

「早う死にたか」 
毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、 
ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

日々の筋トレ、転職活動。 
肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して……。 
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!

(引用:Amazon CAPTCHA)

読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)

第153回芥川賞受賞作、お笑い芸人の又吉さん作の『花火』と共に受賞したことで話題になりました。

まぁ、羽田圭介さん自身もテレビなどメディアへの露出が多くユニークな方ですが...

人物だけでなく、17歳で作家デビューし文藝賞を受賞とユニークな経歴を持つ方です。

タイトルの『スクラップ・アンド・ビルド』とは以下のような意味です。

スクラップアンドビルドとは、老朽化して非効率な工場設備や行政機構を廃棄・廃止して、新しい生産施設・行政機構におきかえることによって、生産設備・行政機構の集中化、効率化などを実現すること。
(引用:スクラップアンドビルド - Wikipedia)

古くて使わない、使えない、効率が悪いといったものをスクラップ(解体や廃止)して新しいものをビルド(建てる、導入)するということです。

スクラップ・アンド・ビルド

そのままですね。

「死にたい死にたい」言っているおじいちゃんの願いを孫が叶えたる!って物語です。

主人公の歪んだ愛情を描いたサスペンス系の物語かと思いきや感動ものです。

最初は本当におじいちゃんの願いを叶えたいと思っている孫の健斗、おじいちゃんを死なせるために筋トレなど頑張ります。

少しネタバレになってしまいますが物語の途中でおじいちゃんは入院してしまいます。

病院にいるため安易に殺すことができない健斗、またもう永くはないのでおじいちゃんとの残りの時間を大切にしようと考えます。

何故おじいちゃんは「死にたい、死にたい」と言っていたのか、健斗は本当に死なせてあげようとしていたのかなど詳しい内容は自分の目で確かめてみてください。

タイトル『スクラップ・アンド・ビルド』のとおり、古い者の死から新しい者、これから人生を歩んでいく健斗、の生がテーマです。

タイトルから重そうと思いますが軽快な文章で書かれているので興味が湧いた人は読んでみてはいかがでしょうか?

私はこの作品を読んだことないのですが、昔『黒冷水』という羽田圭介さんのデビュー作を買って家に置いてあります。

もちろんこの本も読んだことはないです!

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