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おすすめの小説1選!『モナリザ・オーヴァドライヴ』ウィリアム・ギブスン

あらすじ

久美子は、たったひとりで成田発ロンドン直行便にチェックインした。激化する経済抗争を避けるため、《ヤクザ》の大物である父親の指示でイギリスに身を隠すことになったのだ。だが久美子は知るよしもなかった――十三歳の自分が、ミラーシェードを埋めこんだ女ボディガードにひきずられ、擬験の大スターのアンジイや、伝説的ハッカーのボビイをも巻きこんだ大冒険に出発し、電脳空間の神秘をかいま見ることになるとは! 全世界注目の作者が、疾走感あふれるシャープな展開で満を持して放つ、ファン熱望の《電脳空間》三部作完結篇ついに登場。

(引用:Amazon CAPTCHA)

読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)

スプロール・シリーズと呼ばれる『ニューロマンサー』、『カウント・ゼロ』に続く3部作の最終巻『モナリザ・オーヴァドライヴ』

SF会の巨匠ウィリアム・ギブソンが描きます。

サイバースペース(電脳空間)は彼による造語だと言われております。

サイバーパンクと呼ばれる小説のジャンルの代表作です。

あらすじを読んでいただければわかるとおり造語が多いです。

1ページの70%は造語と言っても過言じゃないです。

内容としてはキアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』をイメージしていただければ良いと思います。

千葉市と日本が舞台のこの小説。

十三歳の久美子が主人公です。

近未来、機械の発達により働くことがなくなった人類、様々な昨日が退化していき動くこともままなりません。

そんなおりに作成された電脳空間(マトリックスのようにデータでできた仮想空間)。

現実世界のようなその空間で生活する人々、すでに彼らにとっては電脳空間がリアルになっていました。

ある日電脳空間から目覚める久美子。

眼前に広がるのはジャパニーズヤクザによる血を血で洗う抗争が繰り広げられていました。

そこで久美子は自分がヤクザの父親を持っていたことを思い出します。

父親の指示でイギリスに飛ぶ久美子。

長らく電脳空間にいた彼女は歩くとさえも一苦労。

しかしそこに襲いかかる恐怖のアンドロイド軍団や運動不足のハッカー集団。

友達のケイスと共に冒険を続けるうちに知る電脳空間の秘密。

今となってはよくある結末ですが、1988年の作品とは思えないくらいスタイリッシュです。

造語や専門的な言葉が多く、文体もあまり読みやすいとは言えないものなので敬遠している人がいるかもしれませんが読んでいくうちにこの世界観が癖になってくるので、この機会に是非とも読んでみてはいかがでしょうか?

3部作の3部目をなんで最初に紹介するんだよと思った人がいるかと思いますが、1作目も2作目も、もちろん3作目も私は読んでおりませんので何作目から記事を書いても結局変わりません。


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