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おすすめ小説1選!『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹

あらすじ

良いニュースと悪いニュースがある。 

多崎つくるにとって駅をつくることは、心を世界につなぎとめておくための営みだった。あるポイントまでは……。

(引用:Amazon CAPTCHA)

読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)

村上春樹の13作目の作品『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

ハルキストと言われるファンがいるぐらい有名ですね。

毎年ノーベル文学賞の候補にも挙がっております。

この作品は『1Q84』の次に出版されました。

簡単に内容を説明すると、彼女の沙羅に禅問答のような問いをされ、高校時代同じグループであった4人アオアカクロシロに何で絶縁してきたの?と理由を聞きに行きます。

アオアカにあって、フィンランドクロに会ったら好きだったと言われ彼女に触発され、沙羅に電話で告るという話。

シロにいたっては死んでいます。

絶縁された理由である過去を知ろうとしない、見たくないものを見ない多崎つくる、かつての友人のニックネームであるアカアオなどの色から色彩を持たないという題名がついております。

そんな彼らに会うから巡礼の年

作中ではフランツ・リストによる同名のピアノ曲集が登場し大きな役割を持ちます。

相も変わらずの春樹クオリティ。

ナイーブな主人公の恋愛物語。

死にたいと学生時代思っていた主人公の多崎つくる。

そんなある日、線路に引き込まれそうになり、ふとこう思います。

「そうだ、駅を作ろう!」

もともと鉄道の駅が好きなつくるにとっては天職でした。

つくるという名前も社会の仕組みをつくるという意味でつけられています。

鉄道の駅というハードをつくることにより世の中の流通、流れを創造する多崎つくる。

大変だが充実した毎日を送っておりました。

そんな中旅行会社で働く木元沙羅と交際するつくる

村上春樹お得意のセックスシーンの後に結婚するなら昔の友達から絶縁されている理由を聞いてきて、と傷口をえぐりにきます。

メインの話はつくるの高校時代と1人だけ東京の大学につくるが行った後の過去。

アカアオも地元で成功している2人。

成績優秀な真面目君アカとスポーツマンでナイスガイなアオとテンプレブラザーズです。

最初に会ったアオに絶縁の理由を説明され、かつての友人に会いに行く巡礼が始まります。

名古屋でビジネスを始めており絶縁の鍵を握っているアカのオフィスを訪れるつくる

その後フィンランドで結婚し、2人の子供を持つクロに会います。

かつてつくるのことが好きだったと打ち明けるクロ

そんな彼女の沙羅を手に入れるべきだという一言に後押しされて、夜中に沙羅へ電話をかけます。

もちろんここでも村上春樹お得意の彼女以外の女性との一夜の関係を持つシーンは健在です。

人妻とか関係ありません。

シロにいたっては死んでいます。

大まかな話は上記のとおりですがやはり楽しむべきは村上春樹独自の表現や人物。

これは実際に読んでみないと分からないと思うので自分の目で読むことをオススメします。

ハルキストの方も村上春樹作品読んだことないなぁという方もこの機会に読んでみてはいかがでしょうか?

私はこの作品を昔、図書館で借りたのですが結局読まずに返してしまいましたが。

ノルウェーの森』はあまり読まないジャンルですが読んでみたら面白かったので、食わず嫌いの人は一度読んでみてもいいのかな?と個人的には思います。

最後の余談ですが文中につくるみたいな平仮名の名前が入ると読みにくいのではないかと思いました。(この記事を書くに当たっては太文字にしておりますがそれでも書きにくかったです。)

実際の小説ではどう表現されているのかなども少し気になります。

蹴りたい背中』のにな川も書きづらかったです。

おすすめ小説1選!『蹴りたい背中』錦矢りさ - 購入したことない商品を紹介するブログ 改めオススメの本を紹介するブログ

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感想(15件)