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おすすめ小説1選!『屍者の帝国』伊藤計畫、円城塔

あらすじ

屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける―伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。

(引用:https://www.amazon.co.jp/%E5%B1%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E5%B8%9D%E5%9B%BD-%E6%B2%B3%E5%87%BA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BC%8A%E8%97%A4-%E8%A8%88%E5%8A%83/dp/4309413250)

読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)

夭逝(ようせい)の作家伊藤計畫(いとうけいかく)の残した草稿30枚を円城塔(えんじょうとう)が書きついだ作品。

円城塔は第146回の芥川賞を『道化師の蝶』で受賞したりして有名ですね。

昨日書いた記事もそうですが死者復活系の話です。

おすすめ小説1選!『生ける屍の死』山口雅也 - 購入したことない商品を紹介するブログ 改めオススメの本を紹介するブログ

医学生のワトソンが屍者の国の王の依頼でヴィクターの手記と始まりの屍者ザ・ワンを追い求めるスチームパンクSF小説です。

ここで出てくるヴィクターが屍者の研究の第一人者であり彼らの生みの親でもあります。

屍者たちの願いは自らの死。

死にたくても死ねない彼らは屍者の謎を解明する手がかりであるザ・ワンを探すよう依頼します。

しかしザ・ワンを探しているのはワトソンだけではありません。

ルナ協会と言う組織、そしてリーダーのホームズがワトソンに襲いかかります。

またレストレードという名の屍者が出てきたりとシャーロキアンの心をくすぐるキャラクターが多く出てきます。

しかもラストのホームズとワトソンの闘いはボクシングですからね。

これは狙いすぎでしょう。

別にシャーロキアンではなくても楽しめる重厚なスチームパンクですので興味が湧いた方は読んでみてはいかがでしょうか?

この作品も読んでいませんが、そもそもスチームパンク自体読んだことない気がします。(SF自体、星新一ぐらいしか読んだ記憶がありません。)

シャーロックホームズシリーズは『緋色の研究』は読んだことありますけど、たぶん今回紹介した作品にホームズ要素はワトソンぐらいでしょう。(たぶんホームズなんてキャラクターは出てこないと思います。)

屍者の帝国 (河出文庫) [ 伊藤計劃 ]

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感想(6件)