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おすすめ小説1選!『ソラリス』スタニスワフ・レム

あらすじ

惑星ソラリス――この静謐なる星は意思を持った海に表面を覆われていた。惑星の謎の解明のため、ステーションに派遣された心理学者ケルヴィンは変わり果てた研究員たちを目にする。彼らにいったい何が? ケルヴィンもまたソラリスの海がもたらす現象に囚われていく……。人間以外の理性との接触は可能か?――知の巨人が世界に問いかけたSF史上に残る名作。レム研究の第一人者によるポーランド語原典からの完全翻訳版。

(引用:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%B9-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%AB%EF%BC%B3%EF%BC%A6-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%A0/dp/4150120005)

読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)

ポーランドSFの第一人者 スタニスワフ・レムの作品『ソラリス』。

最初に日本語訳された時の題名は『ソラリスの陽のもとに』。

原題に合わせた『ソラリス』のタイトルで後に刊行されました。

余談ですがスタニスワフ・レムはロシア語読みらしいです。

今回紹介する新訳は、ロシア語などからの重訳(ポーランド語→ロシア語→日本語のように原語ではなく翻訳した言葉を再度翻訳すること。)ではなく、ポーランド語原典からの完全翻訳になります。

ポーランド語は難しい言語らしいです。



意思を持つ海が広がる惑星ソラリス

惑星の謎解明のために心理学者ケルヴィンが宇宙ステーションに派遣されます。

そこで出会った変わり果てた姿の研究員たち。

みな生気を失い、焦点が合わない目でただひたすらソラリスを覆う広大な海を眺めています。

海に意思があるとはどういうことなんでしょう?

海が自分の思い通りに動くということでしょうか?

地球上の海も動いているように見えますし、動いていないと言われれば動いていないようにも感じます。

波や海の水に焦点を置きますと止まることなく海は動いています。

また地球儀などに描かれている海を見ますと、青い部分は動きはしないので海は不動の存在とも言えるでしょう。


また海が動くものだとしても、意思を持っているから動くのか、それとも海に意思はなく周りの環境に動かされているのか、捉え方によってどちらとも取れると思います。

地球においても海は自分意思で自由に形を変え動いていると考えることも出来ると思います。

この作品で言うソラリスの海が意思を持つとはどういうことなのか。

ワクワクしながら読み初めた私ですがページをめくってびっくり!

なんと海がしゃべるのです。

これは誰もが海が意思を持っていると言われても納得の内容です。

自分の意思を自分の言葉で伝えている。

海!意思持ってんじゃん!

ではなぜステーションの研究員たちは生気を失っているのか?

しゃべる海がケルヴィンに語ることとは何か?

色々なSF作品がある中でも意思を持つ海の究明というのは珍しいと思いますので、まだ読んだことない方はぜひとも読んでみてはいかがでしょうか?

読んでないですけどたぶん海はしゃべらないと思うので、「意思を持つ海ってどういうこと?」という人にもおすすめです。

実際自分で書いていて読んでみたくなりました。

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