おすすめ小説1選!『粘膜蜥蜴』飴村行
あらすじ
『粘膜人間』を超えた世紀の問題作!
東南アジアの密林に棲息するという爬虫人〈ヘルビノ〉とは? 戦時中の日本で起こる未曾有の凄惨な事件の数々。第63回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)を受賞した、驚異のミステリ・ホラー!
国民学校初等科に通う堀川真樹夫と中沢大吉は、ある時同級生の月ノ森雪麻呂から自宅に招待された。父は町で唯一の病院、月ノ森総合病院の院長であり、権勢を誇る月ノ森家に、2人は畏怖を抱いていた。〈ヘルビノ〉と呼ばれる頭部が蜥蜴の爬虫人に出迎えられた2人は、自宅に併設された病院地下の死体安置所に連れて行かれた。だがそこでは、権力を笠に着た雪麻呂の傍若無人な振る舞いと、凄惨な事件が待ち受けていた…。
読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれないし、『粘膜人間』については本当にネタバレがあります。)
上にも書きましたが『粘膜人間』という小説に関してはネタバレがありますので、嫌な方は読まないように注意してください。
飴村行(あめむらこう)のデビュー作であり第15回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作『粘膜人間』から約1年後に出版された作品『粘膜蜥蜴(ねんまくとかげ)』。
この作品自体も第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞しています。
2010年のこのミステリーがすごい!国内編にも6位にランクインしています。
全然関係ないのですが「飴村」と検索したら「飴村乱数」と検索候補に出て来て気になったので調べてみたら『ヒプノシスマイク』という男性声優がラップをするCD企画のキャラクターらしいです。
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シブヤ・ディビジョンFling Posseのリーダーらしいです。
大分本題からそれてしまいましたが実は私デビュー作の『粘膜人間』は読んだことあります。
ネタバレをしまくりますが、身長195cmで体重105kgの小学生雷太の暴力から逃れるために、グッチョネできる女の子を用意する代わりにカッパに雷太を殺してもらうように頼む話です。
上の文章も読んでも意味がわからないと思います。
正直どんな内容なのか知るには読んでいただいた方が早いと思います。
エロもグロもある作品なので苦手な方は注意してください。雷太とカッパが戦ったり雷太が半馬鹿になったりします。
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さて今回紹介する『粘膜蜥蜴』は別に『粘膜人間』の続きの話ではないです。
身長195cm、体重105kgの小学生もカッパも出てきません。
代わりにヘルビノと呼ばれる頭が蜥蜴の爬虫人が登場します。
戦時中、国民学校初等部に通う堀川と中沢はある日、町唯一の病院 月ノ森総合病院の院長を父に持つ月ノ森雪麻呂から自宅に誘われます。
月ノ森家を訪れた2人を出迎えたのは頭部が蜥蜴の爬虫人〈ヘルビノ〉。
その後、自宅に併設された病院地下の死体安置所で見た、雪麻呂の権力を笠に着た傍若無人な振る舞いと凄惨な事件を描いた作品です。
前作の『粘膜人間』と同様にエロ・グロ作品です。
死体安置所で繰り広げられる人体実験。
爬虫人〈ヘルビノ〉も人間の体(死体)と蜥蜴の頭を人工的に繋いで作られた生物です。
リアルに描かれる解体シーンや死姦シーンなどエロ・グロてんこ盛りです。
そして堀川と中沢がどうして月ノ森家に招かれたのか?
衝撃の最後は是非自分の目で読んでみてください!
一応家に『粘膜蜥蜴』もあるのですが読んでないです。
前作『粘膜人間』が結構エグいエロ・グロ系作品で重かったので、元気な時に機会があったら読んでみたいと思います。
思うだけでたぶん読まないですけどね!
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