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おすすめ小説1選!『ボトルネック』米澤穂信

あらすじ

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。

(引用:Amazon CAPTCHA)

読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)

米澤穂信(よねざわほのぶ)の作品『ボトルネック』。

ボトルネックとは瓶の首の部分(瓶で人を殴るときによく持つところ)を表し、瓶のサイズではなく中身の流出量、速度はボトルネックに制約を受けるように、物事がスムーズにいかない原因は小さな部分であり、他所を向上させても改善されないことを表します。

ボトルネック - Wikipedia

亡くなった恋人を追悼しようとしていたぼくは何かに誘われるように断崖から墜落した。

しかし目覚めると見慣れた金沢の街並み。

不可解な思いを抱きながら家に戻るとそこには見知らぬ「姉」。

パラレルワールドにおける少年の葛藤、そして成長を描いた話。

自分に自信のないぼく。

最愛の彼女も亡くし、いないはずの「姉」がいるパラレルワールドの世界にで自分がいなくても回る世界を感じ、自分の存在意義がないかのように彼は思っていきます。

しかし、そんな彼とは正反対な性格の「姉」と生活を供にしていくうちに彼女に惹かれ、徐々に自己主張もしていきます。

なぜか亡くなった彼女の面影を持つ「姉」。

そしてこのパラレルワールドはぼくの夢なのか、それとも現実なのか?

青春SFミステリとジャンルされていますのでパラレルワールドといったSF要素だけでなく、思春期のぼくの葛藤、成長がメインテーマです。

毎度言いますがこの作品の怒濤の後半の展開は見物ですので興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?

この作者の作品を一冊も読んでないですけど、よく書店などで目にする名前ですよね。

よねざわほのぶと読むことを今日初めて知りました。


ボトルネック (新潮文庫) [ 米澤穂信 ]

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感想(35件)