おすすめ小説1選!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック
あらすじ
長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが…。
(引用:Amazon CAPTCHA)
読んでないけど感想!(ネタバレがあるかもしれない)
有名なSF小説です。
どこかでこの名を聞いたことがあるのではないでしょうか?
『ブレードランナー』という名で映画にもなっております。
10月27日に『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー2049』が日本で公開されたのでご存じの方も多いでしょう。
動物を飼いたいリックがお金のためにアンドロイドを狩る話です。
これだけ聞くとリックはだいぶヤバイやつですね。
戦争による放射能の影響で多くの生物が絶滅した世界。
本物のペットを飼うことはハードルが高く、そのことがステータスにもなる社会です。
なので普通の人のリックは人工の電気羊しか持っていません。
「そうだ、お金のために脱走したアンドロイドを殺そう。」
そう考えることは不思議じゃない世界です。
人のいけない過酷な環境で過酷な作業を行うアンドロイド。
彼らが脱走して地球に来たら何をしでかすか分かりません。
そんな彼らから地球を守る行為は至極まっとうです。
彼らを殺すのに躊躇するか?
勿論しません。彼らは機械であり生物でないのだから。
そんなスタンスのリックはリアルなペットを飼うことを夢見てアンドロイド狩りに精を出します。
しかしただの機械だと思っていたアンドロイドにも考えや嗜好、心というものがあるのではないかとアンドロイド狩りをとおして学んでいくリック。
人とアンドロイドの違いとは何なのか?
アンドロイドにも心があるのか?
今でこそこのような題材の作品は多いと思いますが、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が発表されたのは1968年。
今読んでも全く色褪せない、むしろ新しいという名作です。
せっかく映画も公開されるのでこの機会に原作も読んでみてはいかがでしょうか?
相変わらず私は読んでいないんですが、映画は昔借りたことがあるんですね。
その日は映画に餓えていたので『アンダーワールド』という映画と『ブレードランナー』の2作借りたんですが先に『アンダーワールド』を見てしまったんですね。
この映画のファンの方には大変申し訳ないのですが個人的には退屈でとても眠くなってしまったんですね。
いやもちろん最後まで見ましたよ...
『アンダーワールド』は!
その後眠気眼を擦りながらすぐに『ブレードランナー』を見始めたんですね。
近未来的な夜の町でうどんをすする主人公。
この人がリックなのかどうか分からないまま目を覚ますと、リックとおぼしき人物と横たわるアンドロイド(撃たれたかした感じです)。
しかも何か名シーンぽい雰囲気です。
そうです途中で寝てしまったのです。
すべて『アンダーワールド』が悪い!
でも今回の記事を書くに当たってあらすじを読んでみるととても面白そうな話ですよね。
機会があれば今度は小説の方にチャレンジしてみようかなと思いました。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫) [ フィリップ・キンドレッド・ディック ] 価格:799円 |